ネトストとはどこから?ネトストをしちゃう心理やネトストをやめたいときに必要な対策は?

「ネトスト」とはネットストーカーの略語になります。(サイバーストーカーと呼ばれることもあります)

通常のストーカーは恋愛感情や怨恨などから相手につきまとう行為のことで、相手の自宅や職場周辺をうろついたり、押しかけたりする行為になります。

ネトストはそのインターネット版だと言えます。

昨今では個人のSNS利用が爆発的に普及し、ネットを通じた個人間でのやりとりが増えているため、気づいたらネトストをされてしまったり、反対に知らず知らずのうちにあなたがネトストをしてしまうこともあります。

しかしどこからがネトストになってしまうのか、いまいち分かりづらいという方も多いと思います。

今回はネトストの意味や具体例、ネトストをしてしまう人の心理や対策などお伝えしていきます。

ネトストとはどういうもの?ネトストの意味

先ほどお伝えしたように、ネトストはネットストーカーのことでインターネット上でのストーキング行為のことを指します。

ツイッター(X)、インスタグラム、Tiktok、LINE、フェイスブック、YoutubeといったSNSや動画配信アプリによって個人情報や交友関係などが浮き彫りになりやすくなっているため、ネトストから現実でのストーキングに発展してしまうこともあります。

また、現実での知り合いのSNSアカウントを特定して、こっそりと相手のプライベートな情報を収集していくというパターンもあります。

どちらの場合でもネットに上げる情報とリアルの情報が強く紐づいているとネトストの被害が大きくなってしまいます。

未成年のSNS利用なども社会問題として取り上げられてきておりますが、大人であっても些細な情報から事件につながってしまうこともあるので非常にリスクのある問題だといえます。

ネトストの具体例とは?

ネットから始まるネトスト

ネトストの多くは、ネットでの出会いがキッカケで起こります。

ツイッター(X)やインスタなどのSNSを通じて繋がった人や、オンラインゲームや趣味の集まりであるオンラインサークルから知り合った人がネトストを起こしてしまうこともあります。

他にも著名人やアイドル活動としてSNSを利用していたり、未成年だとクラス専用アカウントを作っていることからネトスト被害を受けたりなどの声も出ています。

では、どういったものがネトストと呼ばれる行為になってしまうのでしょうか。

具体的には次のようなものがあります。(下に行くほど重度のネトスト行為になります)

・SNSでの他人とのやりとり(リプライ)をチェックされる
・誰とSNSがつながっているか交友関係をチェックされる
・投稿をするたびに常に確認され、逐一リプライを飛ばしたりDMをするといった反応する
・写真に写ってるものや映り込みを確認される
・起床時間や就寝、ご飯、お風呂といった生活リズムの把握される
・本名や職場、仕事、学校などを特定される

ネトストは軽いものでは、やったことがあると思い当たるふしがある人も多いと思います。

しかし、行き過ぎるとネットでの付き合いからリアルでのストーキング行為になってしまうこともあります。

現実から始まるネトスト

リアルの知り合いからネトストが起こることもあります。

知り合いからSNSが特定されて、ネット上でのやりとりや行動などを把握されてしまうのが現実から始まるネトストです。

具体的には次のようなことがあります。

・正体を隠したアカウントで知らないうちにフォローされている
・ネットでのハンドルネームを検索されて、趣味の活動がバレてしまう
・プライベートな行動も筒抜けになってしまう

ネトストから発展した事件

SNSの投稿した自撮りを拡大し、瞳に写った景色で自宅が特定されわいせつ行為をされてしまうという驚くような事件もあります。

スマホで取れる写真がより高画質になってきており、誰でも手軽にキレイな写真が撮れるようになってきました。

しかしその高画質な写真のせいでネトストの被害にあってしまったという事件も残念ながら起きています。

地下アイドルとして活動していた女性が、オフショットとして投稿した自撮りの瞳に駅が写ってしまっており、それがキッカケで住所バレをしてしまい事件が起こってしまったということです。

この事件の犯人は一般人の熱烈なファンだったということで、特に特殊なノウハウを持っていることもなく、執念で居場所を付き当てたのだといいます。

根気があればSNSから相手の情報をとることは難しくないという実例でした。

ネトストをしてしまう心理は?

好きだから、気になるからネトストをしていまう

ネトストの多くは好きだからという好意が行き過ぎて起こるものです。

異性間での好きなどが主ですが、友情からの独占欲としてネトストをしてしまう人もいます。

また、話せるキッカケがないことや、アイドルなど関係的に個人でのやりとりができないがゆえネトストをすることもあります。

相手の細かいことや裏のことまで知っているから好きなんだ、たくさんリプライをしているから好きになってもらえるなどといったズレた価値観で起こったりもします。

ネットでは様々なスタンスの人がいるので、自分の常識に当てはめて考えるのは要注意です。

執着心や未練からネトストをしてしまう

執着心からネトストをしてしまうこともあります。

一番多いのが、元カレや元カノが未練を持っており、復縁したいから、繋がりたいからネトストに至ってしまうケースです。

元カレ・元カノのSNSを見に行ったことがあるという経験がある方は意外と多いかもしれませんが、それが行き過ぎてしまうと相手から訴えられてしまうということもあるので気をつけましょう。

嫌いな相手だからネトストをしてしまう

相手が嫌いだからネトストをしてしまう、そんなひねくれてしまった心理の場合もあります。

嫌いな相手の弱点や責めるところを見つけたいから相手の言動を逐一チェックしていたり、エスカレートすると嫌がらせとして相手に直接危害をくわえにいってしまうことも・・・

誹謗中傷と合わさって相手から訴えられてしまうということもありますので、嫌いな相手だから何してもいいという考えは危険です。

暇つぶしやゲーム感覚でネトストをしてしまう

単なる暇つぶしとしてネトストをするという人も世の中にはいます。
相手に興味があるというよりは、どこまで個人情報を知れるのかという成果に興味があるパターンですが、これがキッカケで固執されてしまうこともあります。

ネトストをしやすい人の特徴

依存体質の人

依存体質な人はネトストをしやすいと言われています。

相手のことが好きで、相手に好意を示すほど好かれると感じているので、過度なリプライ、メッセージを送ったりします。

また、相手との心の距離を感じたら、裏切られたと思ってしまい、よりネトストがエスカレートしてしまう傾向もあります。

束縛しやすい人

相手の行動を逐一知っておきたい、そんな束縛気質がある人もネトストをしやすいです。

好きな人が自分の知らないことをしていたりするのが、嫌なので交友関係も含めて事細かに見てきます。

独占欲が強い人

自分以外の相手と出かけたとか、楽しそうに話していると苛ついてしまう。

だけど、知らずにはいられないという独占欲が強い人もネトスト化しやすい人です。

自分を一番にしてほしいから、相手の投稿は細かくチェックするし、独占できないなら本来は関係ない、相手の家族などにも矛先を向ける人もいます。

プライドが高い人

プライドが高い人もネトスト化しやすいと言われています。

高いプライドだから、ちょっとしたことで相手との関係性が悪くなったり、自分と違う意見が受け入れられず目の敵にしたりなどがあります。

そのまま相手と距離をとればいいのですが、プライドを傷つけられたことが我慢できずに、相手に固執してネトストになってしまったり・・・

他にも人気な人が許せずに、相手の粗を探すためにネトストしている人もいます。

距離無しな人

交友関係を築くときに距離無しと言われるような、コミュニケーションを取る人もネトスト化しやすいです。

相手のプライベートなことを知って、たくさんやり取りを重ねているから仲良くなれるという思考なので、行き過ぎた行動がネトストだと感じられやすいです。

ネトストを止めたい人の対策

ネトストは相手への依存や執着が原因で起こっている場合が多いです。

また、コミュニケーション慣れをしていないため、タガが外れてしまってネトスト行為になっていることも。

ネトストをしてしまっているのではないかと心配な人は、客観的に自分の行いがネトストに該当していないか思い返してみましょう。

分かってはいるけれども、ついついネトストにつながる行為をしてしまうという人は、いっそのことSNS断ちをしてしまうのも1つの手です。

手軽に相手のSNSを見たりできる環境から脱することで、次第に執着していた気持ちも落ち着いてきます。

ネトストは軽い気持ちでやっていても法律違反に繋がったり、訴えられたりすることもあります。

トラブルにならないように上手にSNSと向き合っていきましょう。

ネトストをされないための予防策

 

では普段SNSを使っていて、ネトストをされないためにするべきこととは一体何でしょうか。
次のような対策をしておくとネトストの被害に遭いづらくなります。

アカウントに鍵をかける

まず有効なのが、アカウントを鍵アカウントにすることです。
SNSの投稿は、通常フォローされている人以外でも見ることができます。
Web上に公開された投稿は残り続けてしまいますし、アカウントを持っていなくても見れちゃうので、鍵アカウントにすることをオススメします。
鍵アカウントならフォローされている人にだけしか見られないので、安心です。
また、インスタのストーリーズは24時間で消えてしまいますが、他人が保存できてしまうので、消えてしまうからと安易に情報をあげないようにしましょう。

個人情報をアップしない

これはもちろんのことですが、個人情報に関わることは投稿しないようにしましょう。
直接的なことでないとしても、投稿の情報を組み合わせて、特定することもネトストではよくあることなので、地域を特定することは避けるべきです。
例えば、全国展開していないお店の名前やTV放送の内容、天気や地震、電車の遅延情報なども地域の特定するには有力な情報になってしまいます。
どうしても書きたい場合は、フェイクをいれたり、時間差で投稿をするなどしましょう。
他にもリアルの知り合いと繋がっている場合は会話内容から推測できる場合があるので、LINEなどクローズドなアプリでやりとりをしましょう。

写真や動画も要注意

先ほど実際の事件でも紹介しましたが、写真から分かる情報は私達が思っている以上に多いです。
動画ともなればその何倍も・・・
アップするときは、場所に繋がる情報をスタンプで隠したり、リアルタイムでアップロードするのも控えておきましょう。

ネトストされたときの対処方法は?

ネットストーカー規制法でネトストに該当するとされているのは次のようなものになります。
・別れた関係なのにLINEやSNSでしつこくメッセージを送ったりして復縁を迫る行為
・SNSのアカウント、パスワードを入手し、相手になりすまして投稿をする行為
・SNSに執拗にリプライを投稿する行為
・SNSで個人情報(本名や住んでいる場所、仕事先)を拡散する行為
・匿名掲示板へ相手の誹謗中傷を書き込む行為

こういった行為をされた場合はネットストーカー規制法が適用されると言われています。

また、身バレをしてしまい、付きまといといったストーカー規制法に関わることがあれば、すみやかに警察や弁護士に相談しましょう。

警察と弁護士のどちらに相談するかは、緊急性の高さから判断しましょう。

ネトストについてSNSの声